「金融車では車検を通せないからまた業者に売却するしかない」
こんなことがよく言われまていますし、一般的にこう考えてる人も多いようでした。
しかしながら、
・金融車にも車検を通す方法はあるの?
・車検が通せないリスク
・車検の裏技知りたい
という方も多いと思います。
そこでこの記事ではそんな金融車の車検に関するお悩みを、
金融車業界に詳しい筆者の視点からご説明します。
具体的には
・車検に通せる金融車と通せない金融車
・車検が通せない車両の行き先
・車検のリスク
の重要なポイントをご紹介していきます。
目次
・車検に通せる金融車と通せない金融車
・車検が通せない車両の行き先
・車検のリスク
・車検のネック
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車検に通せる金融車と通せない金融車
その1「交通違反金を滞納中である」
車検を行う陸運局で確認が入ります。
違反金の場合は、支払いを行えば車検を行うことができます。
金融車を購入するにあたって必ず必要な情報ですので証明書とともに控えておきましょう。
その2「税金を滞納している・車両の登録抹消」
車両登録が抹消されていれば、99%通すことはできないと考えて良いでしょう。
この情報は購入までに業者から説明と書類が用意されていると思いますので、そちらで必ず確認しましょう。
登録事項証明書という書類があるので、それが偽造されていないかの確認も必要です。偽造であれば、大きなトラブルの元になります。
その3「車検に必要な書類が不足している」
車検証・自動車税納税証明・自賠責保険証明書が揃っていなければ車検そのものが受けれませんので、購入時にはしっかりと確認しましょう。
その4「車検証上での所有者が納税証明の発行停止をした場合」
様々なケースが考えられる事例ですが、勝手に車両を金融車として売却されたり、購入者が交通違反を再三と繰り返すと所有者が納税証明書の発行停止をする場合がございます。
所有者と販売者、購入者のモラルに関わってくる部分になりますので、ここが信頼関係が必要な部分です。
結局は関わる3者間のモラルがしっかりとしていれば金融車は普通車両と変わりませんので、ここが金融車がグレーと認知される大きな原因でしょう。
購入した金融車が車検に通せない!そんな時の方法
上記原因で金融車の車検が通せない場合の対処法を確認しましょう。
1、違反金の滞納
→違反金を直ちに支払いましょう。
2、必要書類が不足している場合
購入の際にそもそも不足している車両を購入することがリスクなことは押さえておきましょう。また、必ず書類は無くさないようにしましょう。後々、大変な手間がかかってきます。
納税証明書→再発行を所有者にしてもらう。
郵送でも再発行が可能です。詳細については各都道府県の自動車税管理事務所や各市町村区の役場で確認ください。
再発行の手数料は1,000円もかかりません
自動車税は毎月5月中に納付しなければなりませんし、ナンバー管轄の都道府県でないといけないので、遠い場合は代行を利用しましょう。
再発行に必要な書類・・・車検証・納税の証明ができるもの(通帳履歴など)・所有者の身分証明書・印鑑
車検証→再発行を本人又は代行してもらう。
郵送では車検証の再発行は不可で平日しか空いてないのでとても不便です。
更に車検証がないと抹消登録も以後できないので、浮いた車両が発生してしまい、当然納税義務が永遠と発生いたします。
代理人申請の場合必要書類・・・所有者の記名がある申請書・再交付に関わる使用者の理由書・代理人本人の身分証明書・申請書・手数料印紙
使用の本拠の位置を管轄(自動車のナンバーを管轄)する運輸支局、自動車検査登録事務所での手続きとなるので遠い場所だと代行を利用した方が良いです。
自賠責保険→再発行を本人又は代行してもらう。
保険の窓口で手続きが必要です。名義が所有者のままでも法律的には構いませんがご自身の名前で取得する方が都合が良いでしょう。
3、車検証上での所有者が納税証明の発行停止をした場合
これは前の所有者と密に連絡を取り合うか、税務署に直接出向いて交渉が必要になります。税止め解除さえできれば車検を通すことができるのでこちらの交渉を承ってる金融車業者もいるので相談するのも良いでしょう。
4、本人や購入した業者などとコンタクトがとれず、書類が用意できない場合。
稀にですが、全て偽造された書類で販売して、音信不通というケースがあります。
その際、浮いた車両が手元に残ることとなり、金融車市場でも取り扱いが難しくなります。パターンとしましては、海外に流す例がありますが、ご自身で解決されるのではなく、金融車業者に相談を挟んだ方が良いでしょう。
最も厄介ですので早めに解決をしましょう。
車検をスムーズに行うために購入者が注意すること
重要度No1
販売業者と所有者の信頼関係
金融車の車検を通す際に、密に連絡が取れていれば書類も用意できスムーズです。書類などはしっかりと偽造でないか確認して、車両が抹消されていないかデータベースに登録があるかも問い合わせましょう。
販売者がディーラー又は信販会社、書類が7点などで安全度を確認して問い合わせしましょう。
特にSNSのみでやりとりをしている個人は足がつきにくく、危険な車両を扱う場合も多いです。少しばかり料金が上がってもサイトで上位に表示されているような業者から購入するようにしましょう。
No2
違反を繰り返さない、支払うべきもの(税金など)をしっかり対応する。
所有者も人間なのでどのような行動に及ぶかわかりません。
使用者がしっかりとルールを守って利用することがトラブルを避けることに繋がりますので間違っても事故や違反を繰り返すようなことは絶対にやめましょう。
No3
車検を早めに通しておく。
車検間際になってトラブルになればナンバープレートを取りに行ったりととても手間のかかるものになります。
余裕を持って通しておくことでいざという時のトラブルに対応しやすいため、1ヶ月前からは準備をしておきましょう。